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2015年10月4日日曜日

明朝の成り立ち

明朝の成り立ち

 明は1368年 - 1644年に元のあと中国を支配した王朝である。

  中国史上で平民から身をおこして王朝の創業主となったのは、漢高祖と明太祖の二人だけである。貧農のみなしごに生れた
明の初代皇帝 朱 元璋
朱元璋は飢饉から免かれるために仏寺に入り、托鉢僧として流浪するうちに、文字をおぼえ詩文までつくれるようになった。
 この点では文字が読めなかった漢高祖にくらぺると知識人であったが、太祖は漢高祖を崇拝し、軍事・政治のやり方をすっかり手本とした。しかし漢高祖の性格は明るく、功臣からも敬愛されていた。
 明太祖の性格は暗く、底知れぬ残酷さによって功臣に恐怖をあたえた。この暗さが明王朝の政治に大きな陰影を投じたことは争えない。ここではその太祖の性格の暗さが明朝の政治には暗い影を落す?
 明の皇帝は初代の洪武帝と2代目の建文帝から力ずくで王位を奪い取った永楽帝の2人だけが傑出していて、あとは暗君であったようで、この近代に橋渡しをすべき大事な時に宦官が政治を左右したということは中国の最大の不幸というべきかもしれない。

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